当組合は、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、組合員企業様との外国人技能実習生共同受入事業をはじめとした連携により、「持続可能なより良い社会の実現」に貢献していくことを宣言します。
ご挨拶
当組合は、組合員(含受け入れ企業)様のダイバーシティの推進支援や一体となった外国人技能実習制度をとりまく諸課題の解決を主たる目的として誕生致しました。組合の強みである「協働」を軸として、組合員様の生産性の追求や人財育成を含む様々な支援をさせていただくことは、SDGsが目指す持続可能な社会の構築に貢献するものと考えます。
外国人技能実習生共同受入事業では、諸外国の技術者育成による国際貢献、受け入れ企業様の活性化などの目的を果たすだけでなく、メディア等で取り上げられる外国人技能実習制度における不法行為が生じることがないよう、健全で適正な制度の活用を実現して参ります。
当組合では、協働・支援を展開していく上での重要な共通言語としてSDGsを捉え、将来世代も安心して生活を送ることができる持続可能な社会の実現に取り組んで参ります。
外国人技能実習生が、受け入れ企業先で就業する際に速やかに業務や日本での生活に適応することができるよう、日常生活や実務の内容に沿った実践的で充実した入国後講習を提供します。また、実務を通して適切な職業スキルを修得できるよう、受け入れ企業様に対して、実習実施予定表に沿った実務が行われているかを確認すると共に、受け入れ企業様や外国人技能実習生ご本人とコミュニケーションを図り、外国人技能実習生が安心して働きながら、職業スキルを修得できるように支援します。
日本の技術・技能・知識を修得した外国人技能実習生が、帰国後に母国にて活躍することは、外国人技能実習生本人だけでなく、母国の発展に貢献することとなり、受け入れ企業様にとっては、国際貢献となります。
また、多様な国籍の人財が同じ職場で働くことは、外国人技能実習生にとっても、受け入れ企業様の従業員の皆さまにとっても、お互いの文化を知ることができる貴重な機会です。受け入れ企業様への毎月の訪問により、企業様のお悩みや外国人技能実習生のメンタルのサポートを行います。きめ細やかに双方の支援を行うことで、受け入れ企業様の従業員の皆さまも、外国人技能実習生も、文化の違いを多様性と受け止め、相互理解を促進できるよう、互いの関係性の構築に努めて参ります。
外国人技能実習生の受け入れには、制度の仕組みを知ることだけでなく、多様な書類作成などの事務手続きや、入国管理や労働基準法などの専門知識が必要になります。当組合では、こうした専門知識を有する職員を配置して、外国人技能実習生の受け入れから、帰国後の送り出し機関との連携したフォローにより、受け入れ企業様と外国人技能実習生の不安を解消して参ります。
また、外国人技能実習制度の適正な活用を推進するだけでなく、協働や支援を通じて、この制度に関してマスコミ等で報じられている、贈収賄などの様々な課題の解決を図っていきます。
当組合では、適正な組合活動に対する対価以外は一切受け取りません。
技能実習生が、日本で安心して充実した生活を送れるよう、また母国に帰国した後も日本で修得したスキルを活かして自国の発展に貢献しながら安定した生活を送れるように、という視点から、日本語研修、入国後講習、日々の生活や業務上のサポートなど様々な支援を充実させて参ります。
受け入れ企業様には、外国人技能実習生が安心して安全に作業を行うことができるよう、就業環境の整備や、業務上の諸注意事項の指導を行っていただくよう求めております。例えば、業務の中で、化学物質を使用する作業が発生する場合、その適正な管理を行い、安全に作業を行うことができるよう、受け入れ企業様には使用上の注意の指導、個人保護用具の適正な使用などを徹底していただくよう、訪問時には確認をさせていただいております。
受け入れ企業様が、業務上の指示が正確に伝わらないといった不安を抱えることのないよう、必要に応じて当組合の通訳担当がコミュニケーションをサポートいたします。
組合員様と共に協働しながら、当組合が「目指す姿」を追求していくことで、関連するSDGsゴールの達成に貢献していきます。
また、一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン様(略称アスク)などとの外部連携を効果的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献する事業慣行を実現していきます。